第29回照姫まつり!!【石神井公園が一年で一番盛り上がる日!】

 今年も、石神井公園にて照姫まつりが盛大に開催されました!

 照姫まつりは三宝寺池の南方、石神井川に挟まれた台地の上にあった「石神井城」に伝わる昔話を題材にしたお祭りです。

 落城の際に「金の乗鞍」とともに白馬に乗って三宝寺池に入水した当主の豊島泰経、その後を追って池に身を投げた照姫、そして泰経の奥方の三方役は区民の一般公募からオーディションで選ばれ、華やかな時代行列とともに公園から駅前までを行進します。

 まさに、練馬区の練馬区民による、練馬区民のためのお祭りなのです!


 なお、現在の研究では照姫は実在しなかった人物と言われており、豊島泰経も石神井城落城後に平塚城で再び挙兵したという記録があります。また、お祭りには豊島氏とは全く関係の無い、信州真田の甲冑隊や陣太鼓も練馬区と上田市が友好都市のためここ数年参加しています。

 このあたりに歴史に詳しい方で引っ掛かる方もいるようなのですが、個人的には地元の歴史と自然をテーマにこれだけの人が賑わい、その象徴として照姫がいて、同じように歴史で町おこしをしている町や人の輪が広がるのは素晴らしいことだと思います。 


 また祭りのさなか、三宝寺池側にある子供たちの遊び場ひょうたん池では、ザリガニ釣りに熱中する子供たちであふれていました。

 コンクリート護岸だった石神井池も水辺再生工事が終わって水際に水生植物が増え、より一層自然と歴史が残る石神井公園。


 これからもこのお祭りを象徴として、自然と歴史の魅力が詰まった場所であってほしいですね!




写真 第29回照姫まつりの照姫様

   今年の照姫もとてもキュートでしたね!

写真 第29回照姫まつりの豊島泰経公

   今年の殿はカメラへのサービス精神旺盛でした。笑

写真 時代行列の参加者たち

   皆さん一般公募で選ばれた練馬区民です

写真 ひょうたん池のこどもたち

   ザリガニ釣りを通して自然を学んでいるんですね!

写真 照姫まつりの日の三宝寺池

   相変わらず都会とは思えない雰囲気を醸し出していました!

写真 照姫まつりの日の石神井池

   水辺再生工事が終わり、湖岸に水生植物が生えていました!

武蔵野台地の湧き水復活を考える

外環道の開通工事を控え、 改めてかつて豊富な湧水量を誇った三宝寺池をはじめとした 武蔵野三大泉(井の頭池・善福寺池)の湧き水復活について、 石神井公園を愛する一般市民の立場から考えたいと思います!

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