渇水期の石神井川③(向台付近)

(写真 2021/3/2 都営田無アパート付近)

 今年の渇水期の石神井川の連続した流れの上流端は東伏見の下野谷橋である事は先日述べました。

 西東京市区間の石神井川は基本的にはトップ画像の通り、干上がっています。このあたりは両岸の用地取得も進んでいない様子で、一体いつ河川改修されるのか、その前兆も見当たらない雰囲気です。橋の上部に架けられた鋼材からは前時代的なドブ川の雰囲気を感じます。

 しばらく遡っていくと、市役所通りの橋付近で河床に水がたまっている事を確認しました。さらに遡ると、向台調整池付近である程度水が流れになっている事を確認できました。

(写真 2021/3/2 市役所通りの橋から上流側)

(写真 2021/3/2 向台調整池付近)

 この流れは向台運動場の上流、石神井川にかかる府中道の端、庚申橋まで。庚申橋上流からは再び河床は枯れています。

(写真 2021/3/2 庚申橋下流、右は向台調整池)

(写真 2021/3/2 庚申橋上流)

 流入している水が雨水管からなのか、河床や河岸から湧水があるのかは確認できませんでした。

 向台調整池は河川から見た名称で、雨天時以外は向台運動場として利用されています。この付近は一昨年の台風19号通過後、グラウンド内外から多量の湧水が湧きあがっていた場所ですので、水が地下に十分涵養すれば復活する地下水脈があるエリアだと考えられます。

(写真 2021/3/2 向台調整池/向台運動場)

 さらに上流へ遡ります。

武蔵野台地の湧き水復活を考える

外環道の開通工事を控え、 改めてかつて豊富な湧水量を誇った三宝寺池をはじめとした 武蔵野三大泉(井の頭池・善福寺池)の湧き水復活について、 石神井公園を愛する一般市民の立場から考えたいと思います!

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